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エネルギーをエクセルギー概念でとらえると大幅省エネが可能に!!

エネルギーの脱炭素化と大幅な省エネルギーの進め方
―カーボンニュートラルへのソリューション―


   

費用対効果最大の省エネを実現するために具体的に指導します。

講師: 武田彰夫
株式会社MIC武田技術士事務所 代表取締役
技術士 (情報工学,環境)
日時: 2024年7月9日(火)10:00〜17:00
1日集中講座
受講料: 43,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
会場: 機械振興会館・研修室
東京都港区芝公園3−5−8
(東京タワー直前 TEL 03-3434-8211)
地下鉄日比谷線神谷町下車徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図

※昼食は各自お取り下さい。
※録音・録画・撮影はご遠慮下さい。


受講申込 このボタンをクリックするとすぐにお申込ができます。
セミナーのお申込は買い物カゴには入らず直接お申込入力となります。


●受講のおすすめ

カーボンニュートラルの方法が,「エネルギーの脱炭素化と省エネルギー」からなることはよく知られています。国際機関IEA(International Energy Association)によれば,世界のカーボンニュートラルの達成において,エネルギーの脱炭素化と省エネルギーの寄与率は,それぞれ半々が必要としています。このうち,わが国のエネルギーの脱炭素化は,政府主導で電力のCO2排出係数の低減が進められており,実際に電気エネルギーのCO2排出原単位は,大きく減少しつつあります。

一方,国際機関SBT(Science Based Targets)によると,今後,各企業に求められるCO2排出量の削減レベルは,2030年までCO2原単位改善4.2%/年とされています。

この目標レベルを企業独自の再生可能エネルギー導入で達成するのは,ほぼ不可能で,省エネルギーが期待されますが,大きな技術的課題が存在します。

省エネルギー法上の努力目標はエネルギー原単位改善1%/年で,非常に優秀な企業でも,省エネルギーの実力はこの程度であり,SBTの目標レベルには不十分です。さらに,昨今の電力単価や燃料価格の大幅上昇が,省エネルギーの重要性を増大させていますが,決定的な対応策がありません。

省エネルギー診断など,わが国の省エネルギーは,過去から現在まで,従来のエネルギー概念に基づく方法で進められており,エネルギー原単位改善1%/年が限界です。

しかし,従来のエネルギー概念と新しいエクセルギー概念を組み合わせた方法で,あらゆる業種の,あらゆるエネルギー設備について,大幅な省エネルギーが実現可能です。

本セミナーの講師は,エネルギーとエクセルギーを駆使して大きな成果をもたらした経験を数多く保有しています。本セミナーでは,企業のカーボンニュートラルへの取り組みのブレークスルーとなる重要情報を数多く取り上げ解説指導します。

【エクセルギーの概念とDXとの関係】

エクセルギーとはなにか
エネルギーには熱としてのとらえ方と,仕事としてのとらえ方があります。
わが国ではエネルギーを熱としてとらえていますが,この見方では,エネルギーロスが熱に含まれてしまうため,エネルギープロセスの実像を知ることが不可能です。わが国の省エネルギーは,過去から現在まで,エネルギープロセスの実像を把握できない方法で進められています。
これに対し,エクセルギーは,エネルギーを仕事としてとらえる理論で,必要なエネルギーとエネルギーロスが明確に切り分けられ,エネルギープロセスの実像が把握できます。
省エネルギーとは,エネルギーロスを削減することなので,目的と手段が一致することになり,従来に比べ圧倒的に優れた省エネルギー提案が可能となります。

DXとの関係
エネルギーとエクセルギーを組み合わせた,上記の新しい省エネルギー解析では,シミュレーションとデータ解析を駆使します。シミュレーションは,エクセルベースで実施できますが,習熟するとVBAやPythonでのツール化を実施します。また,データ解析は,基本的に,回帰分析などExcelの標準装備のツールで実施可能です。
また,シミュレーションとデータ解析が補完しあうため,PIシステムのような最新のデータ収集システムは,基本的に不要です。(あればベター)
省エネルギーの実績を重ねたうえで,これらのツールを体系的なソフトウェアにすると,極めて重要な知的財産となります。


●セミナープログラム

I.再生可能エネルギーの効果的な導入の進め方
II.大幅な省エネルギーの進め方
1)大幅な省エネルギーの必要性
2)従来型の省エネルギーの問題点
  ・エネルギー概念だけでは,エネルギープロセスの実像がみえない。
  ・わが国の省エネルギーは「群盲象を評す」
3)大幅な省エネルギーのための基本知識
  ・エクセルギーを使って,エネルギープロセスの実像を明らかにする。
  ・しかし,エクセルギーだけでは,大幅省エネルギーには遠い。
  ・エネルギーとエクセルギーを上手に使って,大幅省エネルギーを実現
4)大幅な省エネルギーのための基本例題
  ・ボイラー,コンプレッサー,冷凍機,ポンプ,空調機,工業炉など,
   一般的なエネルギー設備への切り込み方
5)工場の大幅な省エネルギーの実際例(表1参照)
6)適切な設備投資評価の進め方
  ・費用対効果最大の省エネルギー提案を実現するための知識

表1 大幅な省エネルギーの目安
区分 項目 コスト削減率[%]
From To
プロセス現状維持 ゼロ投資 3 5
軽微投資 5 10
本格投資 10 20
プロセス変更 本格投資 20 30


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