設計の標準化・ユニット化はなぜ成功しないのか?
業務改善コンサルタントの豊富な講師が,経験を基に事例を交えて講義します!
講師: |
野村武史 氏
(株)経営システム研究所 エグゼクティブ・コンサルタント |
日時: |
平成30年10月2日(火) 10:00〜17:00
1日集中講座
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受講料: |
42,000円(消費税込) |
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(テキストおよび昼食を含みます。) |
会場: |
新技術開発センター研修室
東京都千代田区一番町17-2 一番町ビル3F
TEL 03(5276)9033
地下鉄半蔵門線 半蔵門駅徒歩2分
地下鉄有楽町線 麹町駅徒歩5分
(受講券に地図を添付いたします)
会場地図 |
※録音・録画はご遠慮下さい。
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●受講のおすすめ
「働き方改革」の推進が叫ばれている現在,長時間残業の「聖域」であった設計・開発部門に対しても抜本的な改革が求められています。しかし,技術的なノウハウを持った人材を必要とする設計部門では,単純に派遣社員や新規採用の要員を追加しても,人件費の負担が増すだけで,即戦力にはなりません。そのため,経験年数が少ない要員で,成果を出す業務の仕組みが必要となります。さらに,現在の課題としてベテラン技術者の定年退職が進行し,業務現場で明文化していないノウハウが緩やかに消失しており,業務品質の低下,手戻りの増加等が増大している企業も散見されます。
このような状況の中,個別受注・都度設計を行う製造業では,設計のモジュール化技法を問題解決の一手段として,改革活動に乗り出す企業が増えてきています。顧客要求により受注後に新規図面の発生がある個別受注型組立業では,いかにカスタム設計の効率化が図れるかが,企業の生産能力・売上規模を左右するといっても過言ではありません。このため多くの企業では長年,設計の標準化・ユニット化を推進していますが,成功している企業が少ないのが実態です。ではなぜうまくいかないのでしょうか。それはカスタム設計の効率化を設計部門だけの課題として考え,取り組んでいるからです。
本講座では,設計を核にして,全社に展開する業務改革技法である設計モジュール化について,基本的な考え方・具体的な取り組み方・推進方法,さらにITツールの紹介を致します。実際にモジュール化技法のコンサルティングを実施している業務改善コンサルタントの豊富な経験を基に,事例を交えてわかりやすく講義します!
※本セミナーは,顧客の要求仕様に応じて,受注後に都度設計作業(特殊仕様対応を含む)を行う業態のカスタム設計部門の方を対象としています。製番(作番,工番)方式の製造業を対象にしています。(量産型製造業は対象としておりません)
●セミナープログラム
- 1.個別受注・受注後設計型 製造業の現状
- 1−1.個別受注・受注後設計型 製造業で発生している問題
- 1−2.マス・カスタマイゼーション
- 1−3.SCMとECM
- 1−4.エンジニアリングのV字カーブ
- 1−5.川は上流から澄む
- 2.設計モジュール化技法とは
- 2−1.モジュール化のコンセプト
- 2−2.モジュール化による多様化対応
- 2−3.設計思想と標準化
- 2−4.「設計のモジュール化」と「生産のモジュール化」
- 3.設計モジュール化技法の進め方
- 3−1.図面構成の標準化
- 3−2.機能バリエーションの設備(設計対応範囲の可視化)
- 3−3.マトリクス部品表の整備(部品の共通化)
- 3−4.顧客要求事項の標準化(製品仕様バリエーションの標準化)
- 3−5.設計ノウハウの見える化(影響範囲の可視化・図面の自動抽出)
- 4.設計モジュール化技法の導入後の新しい業務の姿
- 4−1.設計部門を中心とした新しい業務イメージ
- 4−2.カスタム設計部門の仕事
- 4−3.設計の機能組織体制
- 5.設計モジュール化技法の推進活動体制
- 5−1.メンバー選出のポイント
- 5−2.全体推進計画
- 6.新しい業務を推進するITシステムの構築
〜モジュール化に対応したシステムの基本形〜
- 6−1.システム・業務プロセス全体図
- 6−2.各種画面イメージ
- 7.設計モジュール化技法の事例
- 7−1.標準的な効果
- 7−2.各社事例
- ◎ 質疑応答
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